こんにちは。サクナの松成です。
まだまだ研究が進まなければならない事、たくさんありますね。
そして何事も希望を捨てずに諦めない事。あ、希望の党はダメですけど(^^;;;
⇒15年間植物状態だった男性の意識を回復、定説覆す、最新報告
植物状態が1年以上続いた場合、症状は恒久的とみなされ、回復の見込みはないと考えられてきた。
だからこそ、自動車事故後に15年間植物状態だった男性が意識を取り戻したというニュースは驚きを持って受け止められた。脳は、そのように機能するはずがないのだ。
フランスの研究者が、ある装置を35歳の患者の胸部に埋め込み、迷走神経に電気を流し刺激した(VNS)。迷走神経とは、頸部を通り腹部まで伸びる脳神経で、覚醒や注意に関係している。
この刺激療法を毎日1カ月間続けた結果、あらゆる望みが断ち切られていた男性は、驚くべき回復を見せた。この研究は、9月25日付けの科学誌「Current Biology」に発表された。
テレビドラマのように劇的なものではなかったが、その回復には目を見張るものがあった。専門的には、ごくわずかだが確実に意識が認められる「最小意識状態」に移行したといえる。1カ月にわたって迷走神経を刺激した後、男性は首を右から左へ動かすというような、簡単な指示に反応するまでになった。
セラピストが本を朗読しているのを聞けば、以前よりもずっと長い時間目覚めていることができる。また、脅威を察知して反応もする。誰かが突然目の前に顔を近づけた時に、目を大きく見開いたという。植物状態の患者は、そのように個人のスペースが侵されても、何の反応も示さない。
男性の回復は、脳の画像でも確認された。脳の領域間で情報のやり取りがより多くみられ、代謝活動も増加していた。